決戦の金曜日

大会3日めとなる8月14日。
初日からの2日間で6レースを消化してしまったので、この日に予定されているディスタンスレースが成立すれば、全7レースがすべて終了。
明日15日、最終日のレースはありません。

ここまで、
〈光風〉 1-1-4-2-2-(8) 10点
〈KARASU〉3-2-1-3-1-(5) 10点
〈SWING〉 2-3-2-1-(5)-3 11点
となっており、この時点で総合4位につける〈GUST〉は21点と離れているので、この3チームの3位内入賞はほぼ確定。
優勝争いは、レースオフィサーの試験問題に出てくるような三つ巴の大接戦で、それも、この日のディスタンスレースですべてが決着します。

西寄りの風、14~17ノット、晴れ。申し分のないコンディションの下、定刻とおり午前9時にスタートします。
オールフェアとはなりませんでしたが、ジブリーチングでまずは最初の回航点となる三河湾海況自動観測3号ブイへ。
ここでタックしてやはりジブで2号ブイ。
さらにダウンウインドで1号ブイへと、三河湾東部の大三角形コースを2周します。

キラキラ輝く夏の海。レースは淡々と進み、13時41分26秒、〈BENGAL7〉がトップフィニッシュ。
しばらく置いて14時5分6秒、〈SWING〉がフィニッシュし、この時点で〈SWING〉が修正で暫定トップに立ちます。

ここで風は前に回り、風速も落ち始めます。
14時57分52秒。〈KARASU〉が6番手でフィニッシュするも、修正で届きません。
〈光風〉はどうなるのか? 〈KARASU〉には勝っているようだが、〈SWING〉に届くのか? いや、2位でもタイブレークとなって……

       ※     ※

決戦の金曜日。
この日、堂々1位を決めた〈SWING〉に対し、間に〈BENGAL7〉、〈ESPRIT〉の2艇が入り4位に終わった〈光風〉が総合2位。
6着7位の〈KARASU〉が総合3位となったところで三つ巴戦は決着。
2015年のジャパンカップ蒲郡大会は幕を閉じました。

先行艇有利の状況だったとはいえますが、そのチャンスを確実に勝利に結びつけた〈SWING〉チームの戦略とは……

明日、15日は表彰式が行われます。
レースレポートも明日に続きます。

(8月14日、レポート/高槻和宏、写真/中嶋一成、記事構成/JSAF広報委員会)

[文中の順位は原稿を書いている時点での暫定成績です。正式な結果は主催者発表のものを参照してください。]