第22回 デニスコナーカップヨットレース レポート 2011.10.22 Print  

10月2日、日曜日。天気晴れ!セーリング日和!

予報では午前中は4m/s(約9kt)北西、西の風。が、レース海面に出てみると風速は19kt!個人的にはおもしろそうなスタートになりそうだなぁ、とワクワク。そんな私を尻目に我がチームはスタート前、少々バタバタ。

我がチームのスタートはカミ寄り。ライバル艇もほとんどがカミ寄り。最近採用しているスターターのおかげ?で、なかなかいいスタートを切った我がBengalチーム。第一レグ、沖側コースを選んだBengal7に対し、「Bengalを見て、左海面(沖側)ないと判断した」というSparky Racing。「冬の風」を予想し、伊良湖のシーブリーズよりも竹島の陸風を取りに行ったそう。通常のラグーナのクラブレースと同じレース海面だけども、やっぱり外洋東海のレース。いつもより断然多い数のヨットが海面に広がっているのを見ると、テンション上がります。が、そのあとはすぐに上マークが迫り、そうこうしている間に第3マークも迫り、キャビンでスピンヤーンやらパックやらして、汗をだらだら流している間にレースフィニッシュ!後続艇の様子もほとんど見れず、レース終了です。正直あっという間でした。目立ったミスもなく、チームの自己評価は上々。

フィニッシュ後、すぐ後続のParaphrenianをフィニッシュ海面で見守る。見守るというより、風落ちろーと念力を送ってみたり?2艇のフィニッシュの時間差とレーティングを計算したところ数十秒の差でBengal優勝?!ほんとにもしや優勝?!いやいやいや、まだ喜んじゃいけません。でも、もしかして優勝?!と思いながら表彰式を待つ。

マリーナに戻り表彰式までの間、参加艇の偵察に(偵察ってのは普通レース前にやるもの?)。

まずは気になるParaphrenianへ。話を聞いていると、どうやらParaphrenianが優勝のような感じです。素直におめでとうございます!勝因は「原健氏の“セールファスト”の教えに忠実に、スピードにこだわったこと」。皮肉にも原氏はこの日Bengal7のクルー。Bengalチームもセールファストにこだわったけど、こだわりが足りなかったのでしょうか・・・?それともセールファーストって延ばして言っちゃうクルーがいたのがいけなかったのでしょうか?確かに着順はファースト、1番でしたが。

次はAKEAに。西浦マークからの帰りにSparky RacingとKAITOに抜かれ、フィニッシュ1分前に今回TRSで参加のFlawlessにも抜かれたというAKEAチーム。スタートはBengalの真シモ。にも関わらず進路を開けてくれました。海の上のルールよりも陸の上の人間関係が優先されるようです。最後の上りで風が落ち、ジタバタさまよい、セールチェンジをしてるうちにレース終了。しきりに「スタートマークでフィニッシュなら絶対勝ってた!!」と悔しそうでした。

Sparky Racingチームはファミリー艇のYing Chanにいると聞いてYing Chanへ。インタビューに行ったつもりが、結果的にはたらふくご馳走になって帰ってきました。シャンパン、大あさり、マツタケ、ワイン、、、贅沢品をたくさんご馳走になりました。キレイなお姉さんたちもたくさんいて羨ましい限りです。Sparky 3位入賞の要因は波に弱い船のため第一レグで岸寄りコースを取ったこと、ダウンウィンドが得意だったこと、そして何よりも練習の成果!とのことでした。朝から船外機と格闘して指を負傷したオーナーはじめ、クルーのみなさんごちそうさまでした。表彰式のあと、後半戦の鍋パーティーにも図々しくお邪魔させていただきました。レースそのものだけでなく、レースのあと、その日のレースを肴に海上&船上で仲間とわいわいおいしいものを飲んだり食べたりするのもレースの楽しみの1つです。

おいしいものといえば、今回は表彰式のあとにケータリングフードと飲み物が振舞われました。パスタ、お寿司、フルーツ、フィンガーフード、スイーツなどなどバラエティー豊富。でしたが、中にはメンバー数人または一人を残し、既に解散してしまったチームもあったので、もっとたくさんの人が参加できたらよかったなぁと思います。勝っても負けてもレースの“あそこが良かった”や、“たられば”、他チームのトラブルの話などを肴にチーム内だけでなく参加者みんなで盛り上がれるともっと思い出深いレースになること間違いなし。そういう“輪”づくりに今後JSAF東海でもさらに力を入れて、東海のヨットレースが盛り上がるといいなぁと思います。そして、レースに参加しない船のみなさんは、海面で宴会しながらの応援はいかがですか?

さて、最後にIRC優勝のParaphrenian荻須オーナーのヒーローインタビュー。「26秒差で勝つつもりが1分以上の差があった♪ベンガルへの執着心が勝ちに導いた!」とのことです。パールレースでの26秒差の悔しさがじわじわじわじわ滲み出る言葉です。おめでとうございます!   (記;真裕子)