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第43回五ヶ所湾合同レース参戦記 ホライズン6
- 2018-05-28 (月)
- その他
第43回五ヶ所湾合同レース参戦記
ホライズン6 中斎龍美
荒天が予想され大変そうだなあ。天気の良い日も悪い日もあるが、そのすべてを受け入れるのがレースかな。
深夜02:00のスタートなので、風雨の強い中21:00蒲郡を出港、衣浦のレース海面に直接回航しレースに臨む予定。
ところが天候を考慮し、スタートが2時間の延期となる。当レースでは延期は過去になく、レース本部の苦渋の決断。
23:00出港に変更するが、厳しい気象が予想され、まず回航からこのレースが始まると気を引き締める。
状況はどうあれ、レースは必ずスタートを切って、安全第一で無事に帰港することが最重要と常日頃考えている。
それにしても回航は雨風強く、前が見えない。 びしょ濡れで疲れ切って、スタート30分前にレース海面に到着。
ところが風がパタッと落ちる。あの強風は何処に? レース本部の読みは正しかったが、極端な変化に戸惑う。
スタートは前から軽風で、コードゼロが得意の状況。 コードゼロが上がると、いつも幸運を掴める気がする。
弱い風のまま、スターボで一直線に師崎を抜ける。 だんだん空が白み始める。 次は沖の瀬ブイを目指す。
沖の瀬ブイの手前で、まったく風が無くなる。 ベタベタの中でも、風を探して拾って、前に出てブイをかわす。
先行艇は神島に向けて沖出ししている。 でもここからの必勝パターンは、岸寄りコースで決まりなんです。
迷わず岸の浅瀬をぬって、ジブ、コードゼロ、ジェネカー、微風の中でセールチェンジの繰り返しが延々と続く。
沖出しで神島に向かった先行艇は伸びていない。 それどころか止まっているのではないか。
やっぱり、ここは、おかっぴきに限るね。 そだねー! (おかっぴき=岸寄り、陸の近くを帆走すること)
前からの不安定な弱い風で、セールチェンジを繰り返し、安乗、大王を越える。 沖出しの先行艇も追い上げてきた。
そして布施田水道に突入すると、前から風がグーンと強くなる。 微風から強風までメニュー満載のレース。
フルハイクアウトで艇を必死に起こし、フィニッシュラインを目指す。 15時2分35秒フィニッシュ。
幸運にも昨年に続き、2連覇させていただきました。 思い起こせば初めての優勝は、第10回の大会でした。
歴史と伝統のある、遠州灘と熊野灘を分ける難所の大王崎を越える、ダイナミックな楽しいレース。
まさに東海の宝物と思います。
大会関係者、参加艇の皆様、ありがとうございました。 お疲れ様でした。
第26回三河湾周遊及び第32回エリカカップヨットレース参戦記 WH部門 SHIKADAI
- 2018-05-25 (金)
- その他
第26回三河湾周遊 及び 第32回エリカカップヨットレース参戦記 WH部門
SHIKADAI 前田孝子
はじめに、ダブルハンドでレースに参加することについて、少し触れておきたいと思います。
今乗っているYAMAHA33Sの前の艇は、YAMAHA26CEX クルージング艇でした。その前は、スナイプに乗っていました。スナイプはご存知のように沈をするので、年を取るに従い強風時に体力の限界を感じたことから、クルーザーに転向しました。26CEXもスナイプと同じように二人で乗っていました。レースに参加するようになりましたが、26CEXでのレースは他艇とのレーティング差が大きく、いつも一艇だけ離れてフィニッシュする孤独な?レースでした。他の艇が近くに見えるところでレースをしたいと思い、33Sを購入しました。
購入した艇は、ショートハンド仕様(ヘッドセイルはファーラー、ジェネカーの短めのバウスプリットが備え付け)になっていました。購入後、さらにストロングトラック・イージーパック・2ポイントリーフを付けて、WH用に改良しました。
YAMAHA33S SHIKADAIでレースに参加するようになって、2年目に入りました。しかし、26fから33fと大きくなったこと、スピンからジェネカーになったことなど慣れないことが多く、レースをするより二人で走らせるだけで精一杯な状態です。レース参加の他艇の皆様、レース運営の方、他いろいろな皆様に多大な迷惑をおかけして、本当に申し訳なく思っています(>_<)
さて、やっと本題の三河湾周遊レースを振り返ってですが…
一艇だけのエントリーのWH部門優勝なので、レースについて語れる立場ではないです。ただ、ダブルハンドの良さを少し宣伝したい気持ちはあります。
(1)二人そろえば、いつでも練習できる
(2)失敗した時、どちらが悪いまたはお互いに悪いかが直ぐわかり、原因がハッキリ
するので対応策も考えやすい
(3)二人しかいないので専門性よりマルチ人間が望まれるため、ヘルム・クルーを固定せずおこないスキルの幅が広がる
三河湾周遊レースの1週間前に、ほぼ同じコースを練習しました。風も潮もちがうのでシミュレーションにはなりませんが、ジャイブやタックの基本動作の練習にはなりました。
本番では、33S購入時に目標の一つであるレース参加の他の艇が近くに見えるところで走ることができました(^^♪。フィニッシュ後、風が強まりジェネカーダウンに苦労したこと以外は、楽しいレースでした。
また、第32回エリカカップヨットレースでも微風が長くあったことから、三河湾同様に我慢のレースになりました。運も味方につけ辛くも連勝することができました。今回もWH部門の出艇数が4艇と少なかったので、今後は参加艇が増えてWH部門が盛り上がっていくことを願っております。
沖縄-東海ヨットレースを終えて 優勝艇Jokerより
- 2018-05-24 (木)
- その他
沖縄-東海ヨットレースを終えて
2018年5月
Joker代表オーナー 稲垣靖
沖縄-東海ヨットレースを無事に終えることができ、また、予想以上の2連覇というご褒美付きということもあり、Jokerのメンバー一同、喜びと充実感でいっぱいです。今回の優勝は、前回よりも数段大きな喜びがあります。その理由は、次の2点と思います。
・前回(2016年)の優勝は、私たちの船(X-41)に有利な風と天候によるものが大きく、「ビギナーズラック」的な面があったこと。
・小笠原レース(2017年)での惨敗の反省を踏まえて、メンバー間で何度も何度も反省会をし、冬の間にメンバー全員でしっかりと準備をしてきたことに結果が出たこと。
ロングレースを終えると毎回感じるのですが、ロングレースは会社経営とよく似ていると思います。特に、720マイルという沖縄東海ヨットレースを無事に完走し、成果を出すためには、チームの「組織力」が必要と思います。レースに出場した10名以外にも、陸上支援や回航を含めるとメンバーは20名弱になります。個性的で、かつ、これだけの人数が一緒に活動するわけですから、それぞれ仕事や家庭の状況、ヨットの優先順位、考え方の違い等がぶつかり合います。今回の無事完走と連覇も、小笠原レース惨敗の反省を踏まえて、これらの課題を乗り越え、メンバー全員による目標に向けた強い思いと、相補い合う団結力の成果と思います。
また、毎回、ロングレースで顔を合わせるライバル艇との戦いも、我々チームのモチベーション向上のための非常に大きな要素です。お互いに切磋琢磨し、お互いの結果をたたえ合えることはとても気持ちが良いです(口では相当やり合いますが、、、)。私たちの団結力をより強固にしてくれる好敵手の存在にも心から感謝を申し上げます。
今は、冬の準備期間を含めた長い戦いが終わったばかりですので、次回のレースのことは考えられません。しかし、「継続は力なり!」という言葉もありますので、3連覇に向けて出場できることを前向きに考えていきたいと思います(心の叫びは、「今度こそ、勝ち逃げしたい!」ですが、、、、、)。
最後になりますが、このような素晴らしいレースを企画運営して下さった皆様に心から感謝を申し上げます。これからもJokerらしい「よく働き、よく遊ぶ」大人のヨットチームをめざして頑張りますので、皆様のご支援とご指導をよろしくお願い申し上げます!
(Jokerメンバー)
代表オーナー 稲垣 靖
共同オーナー 稲垣良次(大見満宏、青木秀人今回不参加)
艇長 石川信和
クルー 玉山稔章、伊藤陽一、三浦信郎、宮田毅志
高雄 逸、宮田晃三、竹内義典
陸上サポート 三浦桂子、大見満宏、稲垣美奈子
回航チーム 出口隆一、近藤伸次、郡司 勉
第43回五ヶ所湾合同レース参加状況
- 2018-04-26 (木)
- その他
IRC
JPN5131 Boomerang
JPN5055 NARUMI
JPN2500 HORIZON6
JPN6082 CIERVO
JPN5933 Dancing BeansⅢ
TRS
JPN3792 SAIKI
JPN2321 Mistral 4
JPN5650 ケーニッヒ
JPN5870 かいと
JPN6644 OASIS
JPN6862 Peter Pan
JPN5333 oceanid
JPN3833 BLUE SHAK
JPN6155 ANNEXⅤ
JPN5830 SHIKADAI
JPN5619 AKEA
JPN4407 うみつばめⅡ
JPN5791 HORNET
JPN3602 Martinique PLUS
JPN6224 June BrideⅣ
JPN5656 Perfect Break
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