第13回デニスコナーカップヨットレース帆走指示書 2002.10.01  

            第13回デニスコナーカップヨットレース帆走指示書
                  第1回チーム対抗戦併催

                                     主催 JSAF外洋東海

1.適用規則
 セーリング競技規則(RRS)2001-2004(チーム・レース競技規則は適用しない)、JSAF外洋レース規則
 2000、当該実施要項、本帆走指示書とする。 
 但し、本帆走指示書により変更された上記規則の規定は除かれる。

2.責任の所在
 1)艇と乗組員の安全の確保はオーナーの避けられない責任であり、オーナーは、所有艇が十分に艤装さ
   れ、かつ、必要な耐航性を保ち、荒天の海にも適した経験豊かなクルーを乗り組ませるようにしなけ
   ればならない。
   オーナーは、船体、スパー、リギン、セールおよび全ての備品を確実に整備し、また安全備品が適正
   に維持格納され、それ等の使用法と置場所を乗組員に熟知させておかなければならない。
 2)乗組員は、自己の責任に於いて自身の安全を確保し、落水等のないよう努め、かつ、艇と乗組員の安
   全の確保に努めなければならない。
   乗組員は、荒天の海にも耐え得る精神力と体力を養い、かつ、操艇または作業ができるよう技術を磨
   き、また全ての装備および安全備品の使用法と置場所を熟知するよう努めなければならない。
 3)何れの艇に乗るか、またレースに参加するか否かは全て乗組員の責任のみで決定される。
 4)レース艇がスタートするか否か、またレースを続行するか否かは、全て各艇の責任のみで決定され 
   る。
 5)参加艇や乗組員の事故(死亡、傷害、沈没、破損等)については、JSAF並びに主催団体は如何な
   る責任も負わない。

3.参加資格
 1)参加艇
   JSAF登録艇、非会員艇いずれも参加できる。
 2)日本小型船舶検査機構の検査証を所持していること。
 3)乗員制限
   乗員数は、日本小型船舶検査機構における定員以下で、3名以上とする。
   この場合、乗員のうち1名は外洋ヨットレース規則の理解を深めるため、JSAF外洋の会員である
   こと。
   但し、登録艇、クラブ会員所属艇は除く。
 4)乗員登録
   参加艇は乗員の登録を出艇申告時に所定の用紙によりおこなうものとする。
 5)参加料 1艇
   登録艇12,000円、クラブ会員所属艇14,000円、非登録艇15,000円
   事前振込み、いずれもパーティチケット2名分(2,000円)を含む。
 6)チーム対抗戦の参加艇は、自分達の好きな艇同志、3艇でチームを作り、10月5日出艇申告時に申
   告して下さい。

4.レースの日程
   10月6日(日) 10:00(スタート予定)

5.出艇申告
   10月5日(土) 15:30縲怩P6:00 ラグナマリーナ
              出艇申告書は事前に配布

6.艇長会議
   10月5日(土) 16:00縲怩P7:00 ラグナマリーナ
              帆走指示書は事前に配布

7.参加者への通告
 参加者に対する通告は、レース本部前に設置された公式掲示板に10月6日08:00までに掲示され 
 る。

8.インスペクション
 レース委員会は事前(当日の出艇申告受付時点縲恬告信号)、事後(各艇フィニッシュ時点縲怩R0分後)に参
 加艇がレースの条件に適合しているかインスペクション・チェックをする場合がある。
 艇長はその指示に従わなければならない。

9.レース海面
 蒲郡三河大島沖

10.コース  
 1)スタート(3)→1→2→3→フィニッシュ(ラグナマリーナ入口附近)とし、マークはすべて反時
   計廻りとする。
 2)スターティングラインから最初のマークへの概略コンパス方位と距離は、本部船に掲示する。

11.マーク  
 マークはオレンジ色ブイを使用する。  
  
12.コミッティーボート  
 1)スタート、フィニッシュの本部船には、JSAFエンサインを掲揚する。  
   スタート後フィニッシュラインを設置するまで本部船はコミッティーボートとなる。  
 2)本部船以外のコミッティーボートにはコミッティー旗(白地に赤横線2本)を掲揚する。

13.スタート方法及びスタートの関する信号
 1)RRS26を用い、以下によってスタートする。クラス旗はJSAFクラブ旗を使用する。

   信号    旗と音響                    スタート信号までの時間(分)

   予告   クラス旗;音響1声                     5分 

   準備   P旗、I旗、Z旗、I旗とZ旗、または黒色旗;音響1声    4分 

   1分前  準備信号の降下;長音1声                  1分

   スタート クラス旗の降下;音響1声                  0
  
 2)スターティングラインはポートの端となるオレンジ色のマークと、スターボードの端となる本部船の
   オレンジ旗掲揚ポールの間とする。  
   レース艇はスタート信号後、5分以内にスタートしなければならない。同時刻までスタートしなかっ
   た艇はDNSとする。  
  
14.個別のリコール  
 リコール艇があった場合には、本部船にX旗を掲げ音響信号1声が発せられる。
 掲揚の時間は、全てのリコール艇がスターティングライン、又はその延長線のプレスタート・サイドに完
 全に入るまで、また規則30.1が適用された場合にはそれに従うまで、またはスタート信号後の4分間とす
 る。

15.ゼネラルリコール  
 スタート信号時にスタートラインのコースサイドにいる艇、もしくは規則30の適用を受ける艇を特定でき
 ない場合、またはスタートの手順に誤りがあった場合、レース委員会はゼネラルリコール信号の第1代表
 旗を掲揚し、音響信号2声を発する。第1代表旗は次の予告信号1分前に降下する。

16.スタートの延期
 スタートの延期は、本部艇にAP旗を掲揚し、音響信号(2声)を発して通告する。
 スタート予告信号はAP旗降下1分後とする。

17.スタート後のコース変更、コース短縮  
 1)スタート後のコース変更はマークを移動して設置する。マークがまだ設置されていなくても、先頭艇
   が新しいレグを始める前にコミッティーボートにC旗を掲揚し、変更後のマークへの概略のコンパス
   方位を表示し、反復音響信号により通告する。  
 2)コースを短縮する場合は、コミッティーボートにS旗を掲揚し、音響信号2発を発する。
   またコース短縮の信号が発せられた場合は、トップ艇がまさに回航せんとするマークでフィニッシュ
   するものとする。  
   
18.フィニッシュ  
 フィニッシングラインはポートの端となるオレンジ色のフィニッシュマークとスターボードの端となる本
 部船のブルー旗掲揚ポールの間とする。  
 但し、フィニッシュの本部船はブルー旗掲揚のコミッティーボートで行うことがある。
  
19.タイムリミット  
 タイムリミットはスタート後3時間とし、それ以前にフィニッシュ出来なかった艇はDNFとする。

20.エンジンの使用
 スタート4分前以後はエンジンを使用してはならない。

21.ジュリ竏秩@ 
 都築 勝利  長谷川 富延  長坂 収
  
22.抗  議  
 1)抗議はRRS-61に従って行なわなければならない。
 2)赤色旗を掲揚してフィニッシュし、かつ、抗議を提出する艇は、フィニッシュ後、その旨を本部船に
   報告しなければならない。(RRS61.1-追加)
 3)抗議のある艇は所定の書式に記入し、自艇フィニッシュ後40分以内にレース本部に提出しなければ
   ならない。
 4)抗議にかかわる通告は 抗議締切り後出来るだけ早く、レ竏茶X本部前に設置する公式掲示板に掲示され
   る。
  
23.失格に代わる罰則   
 1)RRS第2章の規則違反については、失格に代わる罰則として、(720°回転)の罰則が適用され
   る。
 2)RRS2章以外の規則違反については、ジュリーの判断により、失格または失格に代わる罰則として
   タイム・ペナルティー(5%)を課すことができる。
   但し、軽微な規則違反については、ジュリーの判断により、罰則を課さないことがある。

24.レース旗  
 1)レース参加艇はレース旗、各クラブ旗又はそれに準ずる旗をスタート5分前からレース終了まで、も
   しくは棄権するまでバックステイに掲揚しなければならない。 
   但し、その高さはレース旗の下端がデッキの上から1.5m以上とする。
 2)レースを棄権した場合には、直ちにレース旗を降ろさなければならない。

25.レース艇の義務
 1)出艇申告しスタートしない艇は、レース本部へただちに連絡しなければならない。
 2)途中棄権した艇、又はタイムリミットにかかった艇は、レース本部にすみやかに連絡しなければなら
   ない。
   電話による時は必ず艇の責任者が行い、第三者に伝言を託してはならない。

26.ライフジャケット  
 1)海況に応じてライフジャケット、ライフベルトを着用すること。
 2)本部船にY旗が掲揚された場合、乗組員全員はライフジャケットを着用しなければならない。

27.帰着申告
 レース参加艇は、自艇フィニッシュ後40分以内にレース本部へ帰着申告を(サイン)しなければならな
 い。

28.ハンディキャップ  
 1)TSF方式により順位を決定する。
 2)修正時間は、秒単位迄を算出し、少数点以下を四捨五入する。
 3)修正時間が同一の場合には、TSF値の小さい方の艇を上位とする。

29.チーム対抗戦の得点
 チーム対抗戦は3艇の合計順位が小さい方を上位とする。
 タイの場合はより上位を取った艇がいるチームを勝ちとする。
 2艇で参加の場合、不足の艇の順位は最終艇と同位とする。

30.表彰
 表彰式は14:00頃からフェスティバル・ピアにて実施する。
 「デニスコナーカップ」は総合優勝艇に与える。
 参加艇に応じてクラス分けをし、その1位縲怩R位を表彰する。
 チーム対抗戦はその上位チームを表彰する。

31.レース委員会(レース本部)の所在、及び役員  
 10月6日(日)07:30から16:30までラグナマリーナ
         TEL:090竏窒X280竏窒R457
 大会役員
     レース委員長    加古 恭一
     レース副委員長   長坂 収
     ジュリー委員長   都築 勝利
     ジュリー副委員長  長谷川富延

32.緊急連絡先
 蒲郡海上保安署  TEL 0533竏窒U8竏窒S999