第15回デニスコナーカップヨットレース帆走指示書 2004.10.04  

           第15回デニスコナーカップヨットレース帆走指示書
                 第3回チーム対抗戦併催

                                     主催 JSAF外洋東海

1.適用規則
 セーリング競技規則(RRS)2001-2004(チーム・レース競技規則は適用しない)、JSAF外洋レース規則 
 2000および本帆走指示書を適用する。 
 ただし、本帆走指示書により変更された上記規則の規定は除かれる。

2.責任の所在
 1)艇と乗組員の安全の確保はオーナーの避けられない責任であり、オーナーは、所有艇が十分に艤装さ
   れ、かつ、必要な耐航性を保ち、荒天の海にも適した経験豊かなクルーを乗り組ませるようにしなけ
   ればならない。
   オーナーは、船体、スパー、リギン、セールおよび全ての備品を確実に整備し、また安全備品が適正
   に維持格納され、それ等の使用法と置場所を乗組員に熟知させておかなければならない。
 2)乗組員は、自己の責任に於いて自身の安全を確保し、落水等のないよう努め、かつ、艇と乗組員の安
   全の確保に努めなければならない。
   乗組員は、荒天の海にも耐え得る精神力と体力を養い、かつ、操艇または作業ができるよう技術を磨
   き、また全ての装備および安全備品の使用法と置場所を熟知するよう努めなければならない。
 3)何れの艇に乗るか、またレースに参加するか否かは全て乗組員の責任のみで決定される。
 4)レース艇がスタートするか否か、またレースを続行するか否かは、全て各艇の責任のみで決定される
 5)参加艇や乗組員の事故(死亡、傷害、沈没、破損等)について、JSAF並びに主催団体は如何なる
   責任も負わない。

3.参加資格
 1)参加艇
   JSAF登録艇、非会員艇いずれも参加できる。
   有効な日本小型船舶検査機構の検査証を所持していること。
 2)乗員制限
   乗員数は、日本小型船舶検査機構における定員以下で、3名以上とする。
   この場合、乗員のうち1名は外洋ヨットレース規則の理解を深めるため、JSAF外洋の会員である
   こと。ただし、登録艇、クラブ会員所属艇は除く。
 3)乗員登録
   参加艇は乗員の登録を出艇申告時に所定の用紙によりおこなうものとする。
 4)参加料 
   1艇登録艇12,000円、クラブ会員所属艇14,000円、非登録艇15,000円
   事前振込み、いずれもパーティチケット2名分(2,000円)を含む。
 5)チーム対抗戦の参加艇は、自分達の好きな艇同志、3艇でチームを作り、10月9日、出艇申告時に
   申告して下さい。

4.レースの日程
   10月10日(日) 10:00(スタート予定)

5.出艇申告
   10月9日(土) 15:30縲怩P6:00 ラグナマリーナ
            出艇申告書は事前に配布

6.艇長会議
   10月9日(土) 16:00縲怩P6:30 ラグナマリーナ
            帆走指示書は事前に配布

7.参加者への通告
 参加者に対する通告は、レース本部前に設置された公式掲示板に10月10日08:00までに掲示され
 る。

8.インスペクション
 レース委員会は事前(当日の出艇申告受付時点縲恬告信号)、事後(各艇フィニッシュ時点縲怩R0分後)に参
 加艇がレースの条件に適合しているかインスペクション・チェックをする場合がある。
 艇長はその指示に従わなければならない。

9.レーススタート海面
 レーススタート海面は、ラグナマリーナから南南西約2マイル付近に設置する。

10.コース  
 1)スタート(2)→1→2→1→2→フィニッシュ(1)
   各マークを、ポート側に見て廻航すること。
 2)スターティングラインから最初のマークへの概略コンパス方位と距離は、本部船に掲示する。

11.マーク  
 マークはオレンジ色ブイを使用する。  

12.コミッティーボート  
 1)スタート、フィニッシュの本部船には、JSAFエンサインを掲揚する。
   スタート後フィニッシュラインを設置するまで本部船はコミッティーボートとなる。
 2)本部船以外のコミッティーボートにはコミッティー旗(白地に赤横線2本)を掲揚する。

13.スタート方法及びスタートに関する信号
 スタートはRRS26の方式とする。クラス旗はJSAFクラブ旗を使用する。

   信号    旗と音響                    スタート信号までの時間(分)

   予告   クラス旗;音響1声                     5分 

   準備   P旗、I旗、Z旗、I旗とZ旗、または黒色旗;音響1声    4分 

   1分前  準備信号の降下;長音1声                  1分

   スタート クラス旗の降下;音響1声                  0

 1)スターティングラインはポートの端となるオレンジ色のマークと、スターボードの端となる本部船の
   オレンジ色旗掲揚ポールの間とする。  
 2)レース艇はスタート信号後、4分以内にスタートしなければならない。
  
14.個別のリコール  
 リコール艇があった場合には、本部船にX旗を掲げ音響信号1声が発せられる。
 掲揚の時間は、全てのリコール艇がスターティングライン、又はその延長線のプレスタート・サイドに完
 全に入るまで、またRRS30.1が適用された場合にはそれに従うまで、またはスタート信号後の4分間と
 する。

15.ゼネラルリコール  
 スタート信号時にスターティングラインのコースサイドにいる艇、もしくはRRS30の適用を受ける艇を
 特定できない場合、またはスタートの手順に誤りがあった場合には、本部船にゼネラルリコール信号の第
 1代表旗を掲揚し、音響信号2声が発せられる。第1代表旗は次の予告信号1分前に降下する。

16.スタートの延期
 スタートの延期は、本部船にAP旗を掲揚し、音響信号(2声)を発して通告する。
 スタートの予告信号はAP旗降下1分後とする。
 注:本部艇にL旗を音響信号(1声)と共に掲揚した場合には「声の届く範囲に来い」または「我(本部
   艇)に続け」を意味する。

17.スタート後のコース変更、コース短縮  
 1)コース変更がある場合は、変更されるレグの起点となるマーク付近でコミッティーボートにC旗を掲
   げ、新しいマークの概略コンパス方位と距離を示し、反復音響信号を発して知らせる。
 2)コース変更は、新しいマークが設置されていなくとも、先頭艇が次のレグに入る前に反復音響信号を
   発し知らせる事ができる。 
 3)コースのレグを短縮する場合は、コミッティーボートにS旗を掲げ、音響信号2声を発する。またコ
   ース短縮の信号が発せられた場合は、トップ艇がまさに回航せんとするマークでフィニッシュするも
   のとする。

18.フィニッシュ  
 フィニッシングラインはポートの端となるオレンジ色のフィニッシュマークとスターボードの端となる本
 部船のブルー色旗掲揚ポールの間とする。  
 ただし、フィニッシュの本部船はブルー色旗掲揚のコミッティーボートで行うことがある。
  
19.タイムリミット  
 タイムリミットはスタート後2時間30分とし、それ以前にフィニッシュ出来なかった艇はDNFとす 
 る。

20.エンジンの使用
 スタート4分前以後はエンジンを使用してはならない。

21.ジュリ竏秩@ 
 都築 勝利、長坂 収、大島 茂樹、河内 道夫
  
22.抗  議  
 1)抗議はRRS61に従って行なわなければならない。
 2)赤色旗を掲揚してフィニッシュ後、抗議を提出する艇は、その旨を本部船に通告しなければならな 
   い。(RRS61.1-追加)
 3)抗議のある艇は所定の書式に記入し、自艇フィニッシュ後90分以内にレース本部に提出しなければ
   ならない。
 4)抗議にかかわる通告は 抗議締切り後出来るだけ早く、レ竏茶X本部前に設置する公式掲示板に掲示され
   る。

23.失格に代わる罰則   
 1)RRS第2章の規則違反については、失格に代わる罰則として、RRS44.2(720°回転のペナル
   ティー)を適用する。
 2)RRS2章以外の規則違反については、ジュリーの判断により、5%のタイム・ペナルティーまたは
   失格を課すことができる。
   ただし、軽微な規則違反については、ジュリーの判断により、罰則を課さないことがある。

24.レース旗
 1)レース参加艇はレース旗、各クラブ旗又はそれに準ずる旗をスタート5分前からフィニッシュするま
   で、もしくは、棄権するまでバックステイに、下端がデッキ上1.5m以上の高さで掲揚しなければ
   ならない。
 2)レースを棄権した場合には、直ちにレース旗を降ろさなければならない。

25.レース艇の義務
 1)出艇申告した艇がスタートしない場合には、すみやかにその事実を本部船または、レース本部にすみ
   やかに連絡しなければならない。
 2)棄権艇、タイムリミットにかかった艇はできるだけ速やかにその事実を本部船または、レース本部に
   報告しなければならない。
   電話、無線による場合には、必ず艇の責任者がこれを行い、第三者による伝言は避けなければならな
   い。

26.ライフジャケット  
 1)海況に応じてライフジャケット、ライフベルトを着用すること。
 2)本部船にY旗が掲揚された場合、乗組員全員はライフジャケットを着用しなければならない。

27.ハンディキャップ  
 1)TSF方式により順位を決定する。
 2)修正時間は、秒単位迄を算出し、少数点以下を四捨五入する。
 3)修正時間が同一の場合には、TSF値の小さい方の艇を上位とする。

28.チーム対抗戦の得点
 チーム対抗戦は3艇の合計順位が小さい方を上位とする。
 タイの場合はより上位を取った艇がいるチームを勝ちとする。
 2艇で参加の場合、不足の艇の順位は全最終艇と同位とする。

29.表彰
 表彰式は15:00頃からラグナマリーナレース本部前にて実施する。
 「デニスコナーカップ」は総合優勝艇に与える。
 参加艇に応じてクラス分けをし、その1位縲怩R位を表彰する。
 チーム対抗戦はその上位チームを表彰する。

30.レース委員会(レース本部)の所在、  
 10月10日(日)07:30から表彰式までラグナマリーナ内 会議室
       TEL:090竏窒Q929竏窒U464
       レース委員長   長坂 収

31.緊急連絡先
 蒲郡海上保安署  TEL 0533竏窒U8竏窒S999