帆走指示書   2010年  第18回三河湾周遊レース 2010.03.23  

                2010年 第18回三河湾周遊レース 
 
                                           主催:JSAF外洋東海 
                                           協力:幡豆フリート 
                                               富貴クラブ 
帆走指示書 
1. 適用規則 
 1.1. 国際セーリング競技規則2009-2012(以下、RRS)、JSAF外洋レース規則2009、 
    IRCルール2010、JSAF特別規定2010-2011(以下、JSAF-OSR)、JSAF外洋東海 
    2010年度レース公示、当該レース公示および本帆走指示書とする。但し、本帆走指示書 
    により変更された上記規則の規定は除かれる。 
2. 責任の所在 
 2.1. 競技者は、完全に自己のリスクでレガッタに参加している。RRS 4、「レースをすることの決定」参照 
    主催団体は、レガッタ前、レガッタ中またはレガッタ後と関連して受けた物的損害または個人の負傷 
    もしくは死亡に対する責任を否認する。 
 2.2. 艇と乗組員の安全の確保はオーナーの避けられない責任であり、オーナーは、所有艇が十分に 
    艤装され、かつ、必要な耐航性を保ち荒天の海にも適した経験豊かなクルーを乗り組ませるように 
    しなければならない。 
     オーナーは、船体、スパー、リギン、セールおよび全ての備品を確実に整備し、また安全備品が 
    適正に維持格納され、それ等の使用方法と置場所を乗組員に熟知させておかなければならない。 
 2.3. JSAF-OSRおよびその他のJSAFが定める外洋レースに関わる特別規定の制定、適用およびこれ等 
    の諸規定に基づく検査の実施によって、オーナーの全面的な責任は免れ得るものではない。 
 2.4. 乗組員は、自己の責任に於て自身の安全を確保し、落水等のないよう努め、かつ、艇と乗組員の 
    安全の確保に努めなければならない。乗組員は、荒天の海にも耐え得る精神力と体力を養い、かつ、 
    操艇または作業ができるよう技術を磨き、また全ての装備および安全備品の使用方法と置場所を熟知 
    するよう努めなければならない。 
 2.5. 何れの艇に乗るか、またレースに参加するか否かは全て各乗組員の責任のみで決定される。 
3. 参加資格 
 3.1. IRC部門 
  3.1.1. JSAF登録艇であり、JSAF-OSRに基づき、2009カテゴリー4以上の確認を済ませ、申告している艇 
       カテゴリー3を申告している艇の、ジャックステーの取り扱いは直ちに設置できるよう用意することでも 
       良いとする。 
  3.1.2. 有効なIRCレーティングを所有している艇 
  3.1.3. 乗員は4名以上で、JSAF外洋会員であること 
        ファミリー会員、準会員も会員扱いとする。 
       オーナーが乗艇している場合、オーナー権利として、非会員2名を会員扱いとする。 
 3.2. TRS部門 
  3.2.1. 有効なTRSレーティングを所有している艇 
  3.2.2. 乗員は4名以上で、2名以上が、JSAF外洋会員であること 
       ファミリー会員、準会員も会員扱いとする。 
4. 出艇申告・体重チェック・艇長会議 
 4.1. 事前出艇申告:3月31日(水)までにEメールまたはFAXでJSAF外洋東海事務局へ申告すること 
    乗員の会員証コピー提示は不要 
 4.2. 当日出艇申告:4月4日(日)06:45~07:15 誓約書提出 於:日産マリーナ 南館 
 4.3. 体重計測(IRC部門のみ):最大乗員重量は証書記載の乗員数×80kgを超えてはならない。 
    各艇の責任において測定し、かつ、申告すること 
 4.4. 艇長会議:4月4日(日)07:00~07:30 於:日産マリーナ 南館 
     各艇の艇長は必ず出席すること 
 4.5. 参加料:1艇 12,000円 (事前に振込みしてください) 
5. インスペクション 
 5.1. レース委員会は、事前(出艇申告受付時より)、事後(各艇フィニッシュ後20分まで)を含めて、 
    参加艇がレースの条件に適合しているかをチェックする権限があり、艇の責任者はそれを拒否できない。 
6. 競技者への通告 
 6.1. 事前:艇長会議3日前の4月1日12:00~4月2日にホームページに掲載する。 
    最終掲載時間は4月2日(金)15:00とする。 
 6.2. 当日:日産マリーナに設置する公式掲示板に掲示される。 
     公式掲示板、確認時間 レース当日  07:30 
7. レースの日程 
 7.1. スタート予告信号予定時間  4月4日(日) 08:55 
8. コース 
 8.1. 橋田鼻灯台南1マイル付近(S)→(ウエザーマーク)→豊橋No.1マーク(時計)→ 
    野島(時計)→衣浦港(白)灯台南1マイル付近(F)  
 8.2. ウエザーマークを設置することがある。 
    その場合には、本部船にてフラッグの掲揚で指示する。 
    フラッグの掲揚、緑旗掲揚時=反時計、 赤旗掲揚時=時計回りに廻航すること 
9. スタート方法及びスタートに関する信号 
 9.1. スタートはRRS 26の方式とする。クラス旗はJSAFクラブ旗を掲揚する。 
 9.2. スターティング・ラインは、本部船(スターボード・エンド)のオレンジ旗を掲揚したマスト、 
    若しくはポールとスターティング・ライン・マーク(ポート・エンド)の間とする。 
     本部船、(日産27フィートボート、ハルカラー:紺) 
 9.3. スタート信号から10分以内にスタートできなかった艇は「DNS」と記録される。 
10. フィニッシュ 
 10.1. フィニッシング・ラインは、衣浦港(白)灯台南1マイル付近に設置する。 
     スターボードの端となる本部船のJSAFエンサインを掲揚したマストとポートの端となる 
     黄色マークの間とする。 
      本部船(「Sigma V」、Trekker-36、ハルカラー:白と紺) 
11. 失格に代わる罰則 
 11.1. RRS 29.1およびRRS 30.1に関わる規則違反については、5%のタイム・ペナルティを適用する。 
     その場合には、レース委員会の抗議は必要としない。 
 11.2. エンジンを使用した場合にはプロテスト委員会の判断により、失格または20%のタイム・ペナルティを 
     適用することができる。 
 11.3. レーティング証書に関わる重大な規則違反については プロテスト委員会の判断により、規則に 
     違反したレースについて、失格または50%のペナルティーを適用する。 
 11.4. RRS第2章以外の規則違反についてプロテスト委員会が決めた場合には、失格より軽減することができる。 
     また、軽微な規則違反に関しては、プロテスト委員会の判断により罰則を適用しないことがある。 
12. エンジンの使用 
 12.1. 落水者救助、遭難艇救助、対船舶衝突回避(緊急避難)、その他の緊急かつ切迫した事態に対処する為に、 
     レースに明らかに有利にならない範囲でエンジンを使用することができる。 
     その場合には、使用した目的・時間・場所等の状況について、フィニッシュ後レース委員会に速やかに 
     報告しなければならない。 
 12.2. 投揚錨、排水および充電のためにエンジンを使用することができる。 
     ただし、プロペラが回転しないようにしなければならない。 
13. タイムリミット 
 13.1. タイムリミットは4月4日(日)17:00とし、それ以前にフィニッシュ出来なかった艇は「DNF」とする。 
14. 棄権艇の通知義務 
 14.1. 出艇申告した艇がスタートしない場合には、その旨をレース委員会に速やかに通知しなければならない。 
 14.2. レースを棄権した場合には、その旨をレース委員会に速やかに通知しなければならない。 
    ただし、電話による場合には、これを必ず艇の責任者が行い、第三者による伝言は避けなければならない。 
15. 抗議と救済の要求 
 15.1. 抗議しようとする艇はRRS 61.1に加えて、フィニッシュ後直ちに、レース運営艇に抗議しようとする 
     相手の艇名と その旨を通知しなければならない。 
 15.2. 抗議は所定の書式に記入し、自艇フィニッシュ後1時間以内にレース委員会(フィニッシュのコミッティー 
     ボート)に提出しなければならない。 
 15.3. 抗議に関わる通告は、フィニッシュのコミッティーボートより指示する。 
16. 修正時間・順位・得点 
 16.1. IRC部門 
      「IRCルール」に定義されたレーティングシステムを使用する。 
 16.2. TRS部門 
      「TRS」レーティングシステムを使用する。 
17. 安全規程 
 17.1. 出艇申告書を提出し、スタートしない艇またはリタイアした艇は、その旨をレース本部に直ちに 
     報告しなければならない。 
     また上記報告は当該艇の責任者が行わねばならず、第三者に伝言を託してはらない。 
18. 無線通信 
 18.1. 無線送受信機および携帯電話は、遭難・緊急・安全の各通信、ならびに気象・海象に関する情報を 
    気象庁・測候所等の公的機関から聴取する場合以外に使用してはならない。 
19. 表彰(JSAF外洋東海2010年度レース公示) 
 19.1. 参加数に応じて、それぞれの部門(クラス)の上位を表彰する。 
     JSAF外洋東海 5月の親睦会にて表彰する。親睦会の日時、場所等は後日告知し、表彰艇にも連絡する。 
20. 緊急連絡先 
 20.1. 三河海上保安署 (TEL:0532-34-0118) 衣浦海上保安署 (TEL:0569-22-4999) 
 20.2. レース参加艇の日産マリーナ東海での係留(4月3日~4月4日出港まで)は日産マリーナ東海の 
     好意で無料です。 
21. レース本部(レース委員会)の所在 
 21.1. 4月4日(日) 06:45~レース終了まで 日産マリーナ東海 
                                                         以上