東海オータムレガッタ 帆走指示書 2010.10.01  

                    東海オータムレガッタ 帆走指示書 
 
                                              帆走指示書 pdf 版 
 
                        東海オータムレガッタ 
 
                    第35回東海チャンピオンシップレース  
                    第21回 デニスコナーカップ ヨットレース 
                     開催日:2010年10月10、16、17日 
                                                   主 催:JSAF外洋東海 
                                                   協 力:ラグナマリーナ 
                                                        日産マリーナ東海 
                                                   開催地:愛知県 蒲郡市沖 
                           帆走指示書 
 
1. 適用規則 
 1.1. このレースには以下の規則が適用されます。 
  1.1.1. 「セーリング競技規則2009-2012」(以下、RRSと省略)とその定義に含まれる規則 
        (http://www.sailing.org/tools/documents/RRS2009-2012-%5B5950%5D.pdf) 
  1.1.2. 「セーリング装備規則」(以下、ERS)  
        (http://www.sailing.org/downloads/committees/ERS_2009-2012_Complete.pdf ) 
  1.1.3. 「JSAF外洋特別規定 2009-2010」(以下、JSAF-OSR) 
        (http://www.jsaf.or.jp/anzen/sr/2010/document/osr-2010-2011.pdf) 
  1.1.4. 「JSAF外洋レース規則 2009」(以下、外洋レース規則)  
        ( http://www.jsaf.or.jp/rule/pdf/GRR2009.pdf ) 
  1.1.5. 「IRC Rule 2010」  (以下、IRCルール)のパート A,B,C 
        (http://www.tosc.jp:8080/old/wp-content/uploads/2010/09/irc_rule_2010_japanese.pdf) 
       ただし、下記の項目に関しては次のように変更します。 
       セールの制限:本レガッタは複数日にわたって行なわれるため、艇に搭載するセールを 
       変更することができます。(IRC Rule 21.1.5.(d)を適用しません) 
  1.1.6. TRS (http://www.tosc.jp:8080/old/wp-content/uploads/2010/05/get_trs.html ) 
  1.1.7. JSAF外洋東海2010年レース公示  
        (http://www.tosc.jp:8080/old/wp-content/uploads/2010/06/bab61a5d503d73fe09e00dd692788841.pdf ) 
 1.2. 本帆走指示書により変更された上記規則の規定は除かれ、内容が異なる場合には本帆走指示書が 
   優先します。 
 
2. 競技者への通告 
  レース本部に設置する公式掲示板に掲示されます。 
 
3. 帆走指示書の変更 
  帆走指示書の変更は、それが発効する当日の最初のレースの予定されたスタート予告信号の90分前 
  までに掲示されます。ただし、レース日程の変更は、発効する前日の19:00までに掲示されます。 
 
4. 陸上で発する信号 
  陸上で発する信号は、レース本部前のポールに掲揚されます。 
 
5. レースの日程 
  スタート予告信号予定時間 
  10月10日(日) 09:55 デニスコナーカップレース 第1レース (最大2レース) 
  10月16日(土) 08:55 東海チャンピオンシップのディスタンスレース 
  10月17日(日) 09:55 東海チャンピオンシップ(風上風下コースレース)その日の最初のレース 
                      (最大3レース、15:05以降のスタートは行いません) 
 
6. クラス旗 
  クラス旗はJSAFクラブ旗が使用されます。 
 
7. コース 
 7.1. 風上風下コースレース 
    レース海域 
     デニスコナーカップ:ラグナマリーナ沖 
     東海チャンピオンシップ:橋田鼻南沖 
    コース 
     スタート→1マーク→2マーク→1マーク→フィニッシュ 
     マークを左舷に見て回航。
 
 7.2. ディスタンスレース 
  7.2.1. デニスコナーカップ 
       スタート・フィニッシュ:ラグナマリーナ沖 
       コース:三河湾東部を周遊するコースが当日公式掲示されます。 
      掲示が行われない場合、風上風下コースレースを行います。
  7.2.2. 東海チャンピオンシップ 
       スタート・フィニッシュ海域:日産マリーナ東海沖 
       コース:下記のうちから選択したマーク・島を回航するコースが当日公式掲示されます。 
           豊橋マーク 
           野島 
           生田マーク 
           梶島マーク 
         *いずれの経路でも沖島の北側は通過禁止です。  
   7.2.3. ウェザーマーク 
       ウェザーマークが設定されることがあります。 
       ウェザーマークを打ち、本部船に赤旗または緑旗を掲げた場合にはウェザーマークを 
      下記の要領で回航後最初のマークに向かってください。 
        赤旗:右舷に見て、緑旗を上げた場合には左舷に見てウェザーマークを回航することとします。 
      ウェザーマークの距離・方位が掲示されます。 
 
8. マーク 
  マークは、三角または円筒形のオレンジ色の膨張式ブイを使用します。 
 
9. スタート方法及びスタートに関する信号 
 9.1. スタートはRRS 26の方式とします。 
 9.2. スターティング・ラインは、スターボードの端に位置する本部船のオレンジ旗を掲揚したマスト若しくは 
   ポールとポートの端のスターティング・マークとの間です。 
 9.3. スタート信号から10分以内にスタートできなかった艇は「DNS」と記録されます。 
 
10. コースの次のレグの変更(風上風下コースレースのみ) 
 10.1.コースの次のレグを変更する場合、新しいマークを設置し可能な限り元のマークを回収します。 
    または、元のマークを移動する場合もあります。 
 10.2.コースの次のレグを変更する場合には、反復音響を発し、C旗を掲揚します。 
    また、次のマークの距離方位を掲示します。 
 
11. フィニッシュ 
 11.1.風上風下コースレース(デニスコナーカップでディスタンスレースを行った場合も) 
    フィニッシング・ラインは、スターボードの端となる本部船のJSAFエンサインを掲揚したマストと 
   ポートの端となるフィニッシング・マークの間とします。 
 11.2.ディスタンスレース(東海チャンピオンシップのみ) 
    フィニッシング・ラインは、スターボードの端となるフィニッシング・マークと、ポートの端となる 
   日産マリーナ東海の防波堤に掲げたJSAFエンサインを掲揚したポールの間とします。 
 
12. ペナルティ方式 
 12.1.風上風下コースレース 
    RRS第2章にかかわる規則違反については、RRS44.1、44.2を適用します。 
 12.2.ディスタンスレース 
    RRS第2章にかかわる規則違反については、RRS44.3を適用します。 
    その他の違反に関しては、タイムペナルティ(10%以上)または失格とします。 
 12.3.レーティング証書に関わる重大な規則違反についてはプロテスト委員会の判断により、規則に 
   違反したレースについて、失格または50%のタイムペナルティーを適用します。 
 
13. タイムリミット 
 13.1.フィニッシュのタイムリミットは以下の時間・時刻とし、それ以前にフィニッシュ出来なかった艇は 
   「DNF」と記録されます。これはRRS 35を変更しています。 
  13.1.1. 風上風下コースレース=スタート後120分 
  13.1.2. ディスタンスレース 
       デニスコナーカップレース:スタート後240分 
       東海チャンピオンシップ:10月16日 17:00 
 
14. 抗議と救済の要求 
 14.1.抗議しようとする艇はRRS 61.1に加えて、フィニッシュ後直ちに、フィニッシュのレース運営艇に 
   抗議しようとする相手の艇名とその旨を通知してください。 
 14.2.抗議は所定の書式に記入し、その日の最終レース終了後90分以内にレース本部に提出してください。 
 14.3.抗議に関わる通告は、公式掲示板に掲示します。 
 
15. 修正時間・順位・得点 
 15.1.修正時間・順位は、「それぞれのルール」に定義されたレーティングシステムを使用します。 
 15.2.修正時間が同じ場合には、RRS付則A7を適用します。(レース公示の変更です) 
 15.3.シリーズの得点は、低得点法とし、すべてのレースの得点を除外せず合計します。 
    (RRS付則A2を変更しています) 
 15.4.各レースの得点係数 
    下記の係数を各レースの得点に乗じてシリーズを集計します。 
      風上風下コースレース=1.0 
      ディスタンスレース=1.2 
 15.5.シリーズの成立に必要なレース数は下記とします。 
    デニスコナーカップレース:1 
    東海チャンピオンシップレース:2 
 
16. 安全規程 
 16.1.レース艇は各日のレースの出艇申告書を当日の出艇申告時間に提出してください。 
 16.2.帰着した艇はその日の最後のレースの終了後90分以内に、レース本部の申告書に必要事項を記入の上、 
   艇長が署名してください。 
 16.3.スタートしない艇またはリタイアした艇は、その旨をレース本部に直ちに報告しなければなりません。 
   また上記報告は当該艇の責任者が行ってください、第三者による報告は無効とします。 
 
17. インスペクション 
   レース委員会は、事前(出艇申告受付時より)、事後を含めて、参加艇がレースの条件に適合しているかを 
  チェックする権限があり、艇の責任者はそれを拒否できません。乗員の資格や人数に関しても随時行います。 
 
18. 支援艇 
   支援艇は、予告信号から最終艇がフィニッシュするまで、レース海面から離れていなければなりません。 
 
19. ごみ処理 
   レース艇、支援艇はごみを海に投棄してはいけません。 
 
20. 上架の制限 
   レース艇は、シリーズ中上架してはいけません。 
   レース委員会の事前の許可を得た場合にはそれに従ってください。 
 
21. 無線通信 
 21.1.無線送受信機および携帯電話による音声通話 
    制限しません。 
 21.2.インターネット、その他の通信など 
    インターネット、電子メールシステム、電子掲示板システムこれに類似するシステムの使用を制限しません。 
 
22. 表彰(JSAF外洋東海2010年度レース公示参照) 
 22.1.参加数に応じて、それぞれの部門(クラス)の上位を表彰します。 
 22.2.表彰はデニスコナーカップは当日、東海チャンピオンシップはJSAF外洋東海年末パーティーで行います。 
 
23. 責任の所在 
 23.1.競技者は、完全に自己のリスクでレガッタに参加しています。RRS 4、「レースをすることの決定」参照。 
   主催および協力団体は、レガッタ前、レガッタ中またはレガッタ後に関連して受けた物的損害または 
   個人の負傷もしくは死亡に対する責任を否認しています。 
 23.2.艇とクルーの安全の確保はオーナーの避けられない責任であり、オーナーは、所有艇が十分に艤装され、 
   かつ、必要な耐航性を保ち荒天の海にも適した経験豊かなクルーを乗り組ませるようにしなければなりません。 
   オーナーは、船体、スパー、リギン、セールおよび全ての備品を確実に整備し、また安全備品が適正に維持 
   格納され、それらの使用方法と置場所をクルーに熟知させておかなければなりません。 
 23.3.JSAFOSRおよびその他のJSAFが定める外洋レースに関わる特別規定の制定、適用、およびこれ等の 
   諸規定に基づく検査の実施はオーナーが自艇の安全の確保の一助に供するものであって、安全を保障したり 
   オーナーの責任を肩代わりするものではありません。 
 23.4.クルーは、自己の責任に於て自身の安全を確保し、落水等のないよう努め、かつ、艇とクルーの安全の 
   確保に努めなければなりません。 
   クルーは、荒天の海にも耐え得る精神力と体力を養い、かつ、操艇または作業ができるよう技術を磨き、 
   また全ての装備および安全備品の使用方法と置場所を熟知するよう努めなければなりません。 
 23.5.何れの艇に乗るか、またレースに参加するか否かは全て各々のクルーの責任のみで決定されます。 
 
24. GPSロガー 
   レース艇は、GPSロガーを携行してください。 
   GPSロガーはレース委員会が準備し、貸与します。 
   出艇申告時に受け取り、帰着申告時に返却してください。 
 
25. レース委員会の所在、構成 
 25.1.レース本部の所在 
    10月10日 ラグナマリーナ 
    10月16日 06:45~17日 16:00 日産マリーナ東海 
    電話番号:レース委員長080-4094-5815 
 25.2.レース委員会:委員長;豊田哲郎、副委員長;川合紀行 
             委員;坂谷定生、大島茂樹、河内道夫、牧野秀明、菱田育夫、小松正勝 
 25.3.プロテスト委員会:委員長;大島茂樹  委員;河内道夫、豊田哲郎、菱田育夫 
 25.4.広報委員会:委員長;河内道夫  委員;梅村泰博 
 25.5.インスペクション委員会:委員長;川合紀行、五藤敏 
                                                     以上