第14回三河湾周遊レース帆走指示書 2006.03.27  

             第14回三河湾周遊レース帆走指示書

                               主催 JSAF外洋東海

1.適用規則
 IMS部門:
  セーリング競技規則(RRS)2005-2008、JSAF外洋レース規則2000、IMSルールおよびレギュレ
  ーションズ2006、JSAF特別規定(JSR)2005‐2006、JSAF外洋東海2006年度レース公示、 
  当該レース公示および本帆走指示書による。
 ORCクラブ部門:
  国際セーリング競技規則(RRS)2005-2008、JSAF外洋レース規則2000、JSAFORC
  クラブ運用規定、JSAF特別規定(JSR)2005‐2006、JSAF外洋東海2006年度レース公示、
  当該レース公示および本帆走指示書とする。
  但し、両部門共、本帆走指示書により変更された上記規則の規定は除かれる。

2.責任の所在
 1)艇と乗組員の安全の確保はオーナーの避けられない責任であり、オーナーは、所有艇が
   十分に艤装され、かつ、必要な耐航性を保ち、荒天の海にも適した経験豊かなクルーを
   乗り組ませるようにしなければならない。
   オーナーは、船体、スパー、リギン、セールおよび全ての備品を確実に整備し、また安全
   備品が適正に維持格納され、それ等の使用法と置場所を乗組員に熟知させておかなければ
   ならない。
 2)JSAF特別規定(JSR)およびその他のJSAFが定める外洋レースに関わる特別規定
   の制定、適用およびこれ等の諸規定に基づく検査の実施によって、オーナーの全面的な責
   任は免れ得るものではない。
 3)乗組員は、自己の責任に於て自身の安全を確保し、落水等のないよう努め、かつ、艇と
   乗組員の安全の確保に努めなければならない。
   乗組員は、荒天の海にも耐え得る精神力と体力を養い、かつ、操艇または作業ができる
   よう技術を磨き、また全ての装備および安全備品の使用法と置場所を熟知するよう努め
   なければならない。
 4)何れの艇に乗るか、またレースに参加するか否かは全て各乗組員の責任のみで決定される。
 5)レース艇がスタートするか否か、またレースを続行するか否かは、全て各艇の責任のみで
   決定される。
 6)参加艇や乗組員の事故(死亡、傷害、沈没、破損等)および第三者に与えた損害について
   はJSAF並びに主催団体は如何なる責任も負わない。

3.参加資格
 1)JSAF登録艇であり、JSAF特別規定(JSR)に基づき、2006カテゴリー4以上の
   確認を済ませ、登録されている艇。2006カテゴリー3の確認を済ませ、登録されている艇のジャック
   ステー(JSAF SR4,04,1)の取り扱いは直ちに設置できるよう用意することでも良いとす
   る。
2)IMS部門:
   ・IMSレギュレーション第1章及び第2章を満たし、かつIMSの有効なレーティング
    を所有している艇。
  ORCクラブ部門:
   ・有効なORCクラブレーティングを所有している艇。
 3)乗員は両部門共4名以上で、JSAF外洋会員であること。ファミリー会員、準会員も会員扱いとす
   る。
   両部門共でオーナーが乗艇している場合、オーナー権利として、非会員1名を会員扱い
   とする。

4.出艇申告・体重チェック・艇長会議
  事前:出艇申告 3月30日までにEメール又はFAXでJSAF外洋東海事務局へ申告
          すること。乗員の会員証コピー提示は不要。
  当日:出艇申告 4月2日(日)06:45縲怩O7:15 誓約書提出 於:富貴クラブハウス
  体重計測 1)IMS部門・ORCクラブ部門共体重計測を行う。
         但し、各艇の責任において測定し、かつ、申告すること。
       2)ORCクラブ部門のクルーウェイト合計は各艇レーティング証書記載ウェイトの5%上
         までとする。
  艇長会議    4月2日(日)07:00縲怩O7:30 於:富貴クラブハウス
          各艇の艇長は必ず出席すること。
   ・参加料(前納)  1艇 12,000円

5.インスペクション
  レース委員会は、事前(出艇申告受付時より)、事後(各艇フィニッシュ後20分まで)を含
  めて、参加艇がレースの条件に適合しているかをチェックする権限があり、艇の責任者はそれ
  を拒否できない。

6.競技者への通告
  事前:艇長会議3日前の3月30日から3月31日までにホームページを必ず見ること。最終掲載時間
     は3月31日(金)15:00とする。
  当日:富貴クラブハウス前に設置する公式掲示板に掲示される。
     公式掲示板、確認時間 レース当日  07:30

7.レースの日程
  スタート予告信号予定時間  4月2日(日) 08:55

8.コース
  衣浦港口(S)→(ウエザーマーク)→野島(反時計)→豊橋?1ブイ(反時計)→幡豆(F)
  ウエザーマークを設置することがある。その場合には、本部船にてフラッグで指示する。
  即ち、緑旗=反時計 赤旗=時計回りに廻航すること。

9.スタート
 1)スターティング・ラインはポートの端となるオレンジ色マークと、スターボードの端と
   なる本部船のオレンジ旗掲揚ポールの間とする。
 2)レースは以下によってスタートする。クラス旗は、JSAFクラブ旗を使用し、IMS部
   門・ORCクラブ部門同時スタートとする。

信号   旗と音響                  スタート信号までの時間(分)
予告   クラス旗:音響1声                     5
準備   P旗、I旗、Z旗、I旗とZ旗、または黒色旗:音響1声     4
1分   準備信号の降下:長音1声                  1
スタート クラス旗の降下:音響1声                  0

 3)スターティングラインはスタート信号5分後に消滅し、同時刻までにスタートしなかった
   艇はDNSとする。

10.個別のリコール
   リコール艇があった場合には、本部船にX旗を掲げ音響信号1声が発せられる。
   掲揚の時間は、全てのリコール艇がスターティングライン、又はその延長線のプレスタート・サイド
   に完全に入るまで、また規則30.1に従うまで、またはスタート信号後の4分間とする。

11.ゼネラルリコール
   スタート信号時にスタートラインのコースサイドにいる艇、もしくは規則30.1の適用を受ける艇
   を特定できない場合、またはスタートの手順に誤りがあった場合、レース委員会はゼネラルリコール
   信号の第1代表旗を掲揚し、音響信号2声を発する。第1代表旗は次の予告信号1分前に降下する。

12.フィニッシュ
   フィニッシング・ラインは、橋田鼻灯台と沖の島を結ぶ線上のポートの端となるオレンジ色マーク 
   と、スターボードの端となる本部船のJSAFエンサインを掲揚したマストの間とする。

13.タイムリミット
   タイムリミットは4月2日(日)17:00とし、それ以前にフィニッシュ出来なかった艇はDNF
   とする。

14.ジュリー
   河内 道夫  長坂 収  

15.抗  議
   抗議は所定の書式に記入し、自艇フィニッシュ後1時間以内にレ竏茶X委員会(フィニッ
   シュのコミッティーボート)に提出しなければならない。
   抗議に関わる通告は、フィニッシュのコミッティーボートより指示する。

16.失格に代わる罰則
 1.RRS第2章以外の規則違反については、プロテスト委員会の判断により、失格または
   5%のタイム・ペナルティを課すことができる。

 2.RRS29.1およびRRS30.1に関わる規則違反については、5%のタイム・ペナ
   ルティを適用する。その場合には、レース委員会の抗議は必要としない。

 3.岩礁・大謀網などから離脱する為にエンジンを使用した場合にはプロテスト委員会の判断
   により、失格または20%のタイム・ペナルティを課すことができる。

17.エンジンの使用
 1)落水者救助、遭難艇救助、対船舶衝突回避(緊急避難)、その他の緊急かつ切迫した事態
   に対処する為に、エンジンを使用することができる。
   その場合には、使用した目的・時間・場所等の状況について、フィニッシュ後レース委員会
   に速やかに報告しなければならない。
 2)投揚錨、排水および充電のためにエンジンを使用することができる。但し、プロペラが
   回転しないようにしなければならない。

18.レース旗
 1)レース参加艇は所定のレース旗をスタート5分前からフィニッシュまたは棄権するまで
   バックステイに掲揚していなければならない。
   但し、その高さはレース旗の下端がデッキの上から1.5m以上とする。
 2)レースを棄権する場合にはレース旗を直ちに降下しなければならない。

19.棄権艇の通知義務
 1)出艇申告した艇がスタートしない場合には、その旨をレース委員会に速やかに通知しな
   ければならない。
 2)レースを棄権した場合には、その旨をレース委員会に速やかに通知しなければならない。
   但し、電話による場合には、これを必ず艇の責任者が行い、第三者による伝言は避けな
   ければならない。

20.無線送信の禁止
   無線送受信機および携帯電話は、遭難・緊急・安全の各通信、ならびに気象・海象に関する情
   報を気象庁・測候所等の公的機関から聴取する場合以外に使用してはならない。

21.ハンディキャップ
 1)方式
  IMS部門:
  「サーキュラーランダム」を使用する。ミックスディヴィジョンレースとする。クルーザー
   レーサーディヴィジョンにはDAを適用する。アコモデーションノンファイルド艇には、
   TAの1%ペナルティを与える。エイジアローアンス(×2)を適用する。
  ORCクラブ部門:
  「TMF方式」を使用する。ミックスディヴィジョンレースとする。
エイジアローアンス(×2)を適用する。
 2)修正時間は、秒単位迄を算出し、小数点以下を四捨五入する。
 3)修正時間が同一の場合には、両部門共GPHの大きい方の艇を上位とする。

22.部門分けと得点(JSAF外洋東海2006年度レース公示)
   各部門は、2艇以上の参加をもって成立する。スタートした艇の数に関らず正規に完走した
   艇のみが順位による得点を得ることができ、フィニッシュしなかった艇は順位によらない
   (DNFなどの)得点しか得られない。
   各部門は参加数に応じてさらにクラス分けをすることがある。

23.表彰(JSAF外洋東海2006年度レース公示)
   参加数に応じて、それぞれの部門(クラス)の上位を表彰する。
   ・JSAF外洋東海5月親睦会にて表彰する。日時、場所は参加艇に追って連絡する。

24.レース委員会の所在
   4月3日(日) 06:45からレース終了まで
         富貴クラブハウス   090竏窒R454竏窒O571
 レース委員長  長坂 収

25.緊急連絡先
     蒲郡海上保安署    TEL 0533竏窒U8竏窒S999
     衣浦海上保安署    TEL 0569竏窒Q2竏窒S999

P.S.レース参加艇の富貴泊地係留(3月26日から4月2日出港まで)は富貴クラブの好意で無料です。